じめじめ、どんよりとしたお天気が続く今日この頃。暑いのか寒いのか、なんだかよく分からないけれどあちこちで紫陽花が色づきはじめているし、梅雨もそろそろやってくる6月です。
先日、朝起きてから珍しく集中してご飯の準備をしていたところ、小一時間ほど経っておりました。狭いワンルームのキッチンの一口コンロで鍋に火をかけつつ、フライパンもまともに洗えないほど小さな流しでたくさんの洗い物をこなしつつ、食材を切って準備する。手際よくやるために本当に珍しく頭を使っていた気がします。料理にかかる手間暇よ…。そして、そもそも料理になる食材たちが育つまでの生産者の方々の苦労をものすごくしみじみと感じつつ出来上がったご飯を頂くことができました。(いただきます、ってすごく良い日本語ですね!)でも作るのにはうんと時間がかかるのに比べたら、食べるのは一瞬なんだよなぁ。普段、お金を出せばお店で美味しいお料理をパッと食べられますし、コンビニやスーパーでもすでに出来上がったものを買って食べることができるありがたさみたいなものも改めて感じました。手間暇も苦労もせずに生活できちゃう大変便利な世の中です。でも、便利さだけではなくて感謝やリスペクトも同時に感じなければいけないなぁと思いました。いくつになっても謙虚な心を持ち合わせていたいものです。
ひとみ